自動車の“骨格”を担うフレーム
―現在のお仕事内容を教えてください
普通車のBODYの3Dデータ作成、手配、車の車体部品の3Dデータ作製を経て、今は車のシートのフレームを作っています。 最初に配属された部署では、車種全般のBODYの3Dデータを作製していました。その後、車のシートのフレームの骨格を作る部署に移り、今はフレームの開発をしています。車種に合わせたデータを作っていた部署から、フレームの形を考える設計部署に異動したといえばわかりやすいかと思います。フレームが耐えられる強度を考えるのですが、メーカーによって、試験の方法が違います。「どのくらいの力でぶつけるか?」「色々な角度からの衝撃に耐えられるか?」など、あらゆるパターンを細かくチェックしています。衝撃によって曲がる、潰れるのは大丈夫ですが、部品が切れたり破断したりすると人体に刺さる可能性があるので不採用となります。国によっては法律も異なるので、その違いも考慮すべき点です。
―仕事をする上で心がけていること
基本的な事ですが、検討、設計したものが得意先からの手戻りが無いように心がけています。自分の作ったものがカタチになって多くの人が手に触れるので、品質にはとても気を使っています。
エンジニアにとって面倒見の良い会社
―テクノジャパンに入社したきっかけ
勤務地や多種多様な業界で仕事をしていて、色々な業種に通用するスキルを身に付けられそうだったので、仕事内容も含めてテクノジャパンを選びました。最初は自動車会社に出向し、ボディのCADデータを作っていました。ただ、ちょうどリーマンショックの頃で、景気の問題で相手先から契約が終了してしまいまいた。この時、テクノジャパンの社長が「ちゃんと面倒見る! 絶対守る! 次の出向先も見つける!」と言ってくれたので、次の出向先が決まるまでは、10ヶ月ほどテクノジャパンの研修所で様々な技術を学んでいました。研修中は、給料の保障はしてもらいましたし、次の出向先も決まり、エンジニアにとって面倒見の良い会社ですよね。その時、決まった出向先は今もお世話になっていてその会社では自動車のシートの要素もあるので、以前より仕事の幅が広がったと思います。
自分が作ったモノと街で再会する時が一番テンションが上がる
―客観的にみたテクノジャパン
年2~3回あるBBQや納会など、2~3ヶ月毎にイベントがあるので、仕事以外にも社員の交流する場があり社員同士が気兼ねなく話したり情報交換が出来ていて、楽しく仕事が出来る会社です。社長と社員の距離も近く、社長が社員の事をしっかり見てくれているのは安心できますし、仕事の上では、CADの教育など実践で使える研修制度がしっかりしているのがありがたいです。違う業種に出向したいとテクノジャパンの担当者に伝えれば、その研修プランを用意してくれます。
他の会社の方に聞くと、サークル活動があるのも珍しいみたいですね。私はダーツサークルに所属して、部長をしています。ダーツサークルに入ったきっかけは、以前の職場時代に近所にたまたまダーツバーがあって、そこに通っているうちにはまって今に至ります。最近、新しい人が来ていないので、新人を増やしたいです。
―今の職業を目指したきっかけ
何かを自分の手で作るのが好きなので、自分で作れるような職業に就きたいと思いこの職業を選びました。実際に自分が作ったモノと街で再会する時が一番テンションが上がりますね。
社員としてもリーダーとしても後輩の社員のお手本となる
―今後のキャリアプラン
知識や経験不足を感じる場面を所々で感じます。具体的にはプレスで部品を作るうえで「どうすれば強度が上がるのか?」「どうすれば効率的なのか?」など無限です。今は独学で勉強して、得意先に満足してもらえるような設計ができるようになりたいですね。自分で手と頭を動かす仕事が向いていると思うので、今後も管理職というよりはさらに自分の腕を突き詰めていきたいと思っています。社員としてもテクノジャパンのリーダーとしても後輩の社員のお手本となり、もっと自分のスキルなどに磨きをかけて色々なアドバイスを出来る様になるのが、今後の目標です。
キャリアプラン
- 2001年
- 新卒でテクノジャパン入社、自動車設計会社に出向
BODY-SIDE、DOOR、FLOOR、ENG-ROOM、
BMPRなどの各パネル部品データ作成を担当
- 2006年
- 海外出張(出向先の海外拠点立ち上げに伴う教育指導、
教育マニュアル作成を担当)
- 2007年
- 帰国、出張前同様各パネル部品データ作成を担当
- 2009年
- 自動車用シートメーカーへ異動、シート設計を担当
- 2015年
- テクノジャパンサブリーダーに就任
- 2017年
- テクノジャパンリーダーに就任
他己紹介
テクノジャパンのリーダー職として長年活躍されています。会社のイベントでは全体を見回しながらさりげなくサポート役に徹してくれる、まさに気遣いの塊のような方です。また、ご自宅では三女の父親としての優しい一面も持ち合わせており、家庭と仕事の両立をしっかりとこなされています。出向先の環境が変わっても、持ち前の柔軟性を発揮して確実に成果を残しながら、家庭を大切にされる姿は、会社員としても一人の人間としても、見習うべき所が多いです。今後も貪欲にスキルを高めながら活躍を続ける岡本さんの背中を見て、沢山の刺激を受ける社員が私含め続々と後に続いていくことでしょう。
- 採用担当:中島 前職では生命保険の営業職に従事していました。テクノジャパン社員の可能性を広げられるような魅力的な仕事を一つでも多く獲得できることを目指して、日々奮闘しています。 今後も微力ながら、社員一人ひとりの成長を支えられる様、精進していきます。